情報漏洩など、会社設立後にはビジネスで行う様々な通信におけるセキュリティについて、つまり盗聴などがされないかということについて調べておく必要があるでしょう。
ビジネスシーンにおいて、例えばビジネスフォンなどでお客様と会話した内容が漏れたりすること、あるいはトランシーバーを利用して、その電波を盗聴されてしまう・・などの弊害があります。
事実、現在においても、特定省電力無線機をメインの無線機とするインカムを利用したコンサート会場などにおいては、メインのアーティストが使用しているインカムをイベント内外の会場から受信しようという試みは常にされていますし、ビジネスフォンなどの企業内の通信においても、コードレス子機からの通話は無線を利用していますから、そういった電波を盗聴して、会話の内容を知るといったことも可能性としては考えられます。
実際に今から15年ほど前、まだアナログが主流であったコードレス子機や携帯電話などは、こうした盗聴が行われることが考慮されていないものがたくさんあったため、これらの無線機器の電波を受信できる受信機さえこちらで用意すれば、誰でも容易にその内容を聞くことが出来ました。
(特に家庭用のコードレス電話機などにおいてはその被害が甚大だったと聞きます。)
上記で、ビジネスフォンなどの会話を盗聴される・・と書きましたが、厳密に言えば、ビジネスフォン端末そのものからは、盗聴器でも仕掛けない限りは大丈夫と言えます。ただし、コードレス子機に関しては、こうした盗聴対策が採られなかったものに関しては、その通話内容が駄々漏れであったということになります。
ただし、現在はそのような心配はほぼ皆無となっています。
まず挙げられるのは、こうしたコードレス子機を利用した通話や、無線機などを利用した通信に関して、これらの無線機がデジタル化されているものに関しては、まず大丈夫といえます。
これまでのアナログ方式では誰にでも受信はできたのですが、デジタル方式になると、その通信を受信できていたとしても、その中身までを知ることができるようなことはまず出来ません。
出来たとしても、その内容の解析に数万年かかるなど、事実上は不可能な領域と言えます。
ただし、業務用無線機の一部では、いまだにアナログ方式の無線機を使用しているケースがあります。
たまに、別に聞かれても問題は無い・・という業種もあるのでしょうが、こうした無線機同士の会話の中には必ずといって良い程、顧客の氏名などが出てくる場合があるはずです。
最近ではプライバシーの保護が叫ばれる時代です。
プライバシーに関係する内容が盗聴され、それがその名前を出された人に対して何らかの問題や厄介事に発展すると非常に恐ろしい事になります。
ですので、盗聴がされないような、無線機のシステムとすることをオススメいたします。
Last update:2022/12/12
無線機は、私達の通信を行う範囲をものすごく広範囲に広げるキッカケとなった通信方法のことです。
この無線機とは反対に、現在でも主力の通信手段である有線による通信に比べると、まだまだ伝送する情報に対するコストや、安定度などは有線に道を譲る格好となりますが、無線通信技術は日々進化しており、例えば携帯電話などに例えると(携帯電話も厳密に言えば立派な「無線機」)その通信速度や安定性は固定電話に匹敵するようになってきました。
また、無線機自体も、デジタル方式に移行することにより、秘匿性や、通史の安定性などが確保されるようになり、様々な分野で現在においても需要はまだまだ高いままです。
詳しくは無線機について。を参照してください。